「飛行機乗り継ぎの待ち時間が苦痛でしかたがない。」
「飛行機に酔うので機内での食事が苦手。」
「LCCなので機内食が出ない」
「深夜便で到着してしまい、朝まで移動手段がない。」
「早朝便で到着してしまい、まだ交通機関が動いていない。」
「帰国日の観光で、体が汗でベタベタ。このまま飛行機に乗りたくない。」
おそらくこのような経験をされている方はたくさんいらっしゃると思います。
しかしそんなお悩み・不満を解決する手段があるんです!
実際私はこれによって直行便ではなく乗継便を積極的に選ぶようになりましたし、乗り継ぎの待ち時間がなるべく長い飛行機を、わざわざ手配するようにもなりました。
「苦痛」を「喜び」に変えてくれる魔法のアイテム、それが「プライオリティ・パス」です。
それでは魔法のアイテム「プライオリティ・パス」をご紹介していきましょう!
プライオリティ・パスとは?
「プライオリティ・パス」とは一言でいうと「世界148カ国、600を超える都市にある1300カ所以上のラウンジを利用できる会員制のサービス」です。
入会すると送られて来るカードが上のカードになります。【PRIORITY PASS公式サイトこちら】
プライオリティ・パス会員のプランは下の表のように3種類あります。
スタンダード会員 | スタンダード・プラス会員 | プレステージ会員 |
年会費:99 USドル | 年会費:299 USドル | 年会費:429 USドル |
ラウンジ利用料金 1利用ごとに 32 USドル |
ラウンジ利用料金 10回まで無料 それ以降は 32 USドル/回 |
ラウンジ利用料金 何回でも無料 |
同伴者:32 US ドル/人 | 同伴者:32 US ドル/人 | 同伴者:32 US ドル/人 |
クレジットカードのカードラウンジとの違いは?
空港のラウンジにはゴールドカード以上のクレジットカードの所有者が利用できるカードラウンジというものもあります。ほぼ日本国内の空港での利用に制限されており、ソフトドリンクとスナックがある程度のラウンジになります。中部国際空港には生ビール飲み放題のカードラウンジもあります。
一方プライオリティ・パスで入れるラウンジは世界中の空港に存在しています。日本国内では数が少なくあまりサービスが充実していませんが、海外の空港となると状況は一変します。ビールやソフトドリンクの飲み放題は当たり前、食事もレストランのビュッフェなみの内容のものが食べ放題であったり。中にはマッサージチェアーやシャワールームまで完備するラウンジもあります。
プライオリティ・パスの利用方法は?
ラウンジの利用はとても簡単です。下記の通りです。
①空港のプライオリティ・パスで利用できるラウンジの場所とサービスを調べる。
公式サイトもしくはスマホアプリ(iPhone・android両対応)で検索できます。空港によってはプライオリティ・パスで利用できるラウンジが複数存在します。提供されるサービスも様々ですので、待ち時間や搭乗ゲートからの距離等も考えて、どこを利用するか決めましょう。
②対象ラウンジでプライオリティ・パスのカードと当日の搭乗券を提示しサインをする。
ほとんどの場合、チェックインを終えて搭乗券を取得した後、ラウンジを利用することになると思うのですが、別に搭乗券でなくても当日の搭乗を証明するものであれば構いません。ですから「eチケット」の控え等でも大丈夫です。
カードと搭乗券を提示した後カードがスキャンされ、端末にサインをしてレシートを受け取って入場します。サインは漢字で大丈夫です。
ここで実際にシュミュレーションしてみましょう!
私がカンボジアに旅行に行くときには、主にベトナム航空を利用します。過去にカンボジアへ訪問した際のフライトスケジュールと利用したラウンジは下記の通りです。ちなみに中部国際空港を利用しております。
航空会社/便名 | 出発地/時間 | 到着地/時間 |
中部国際空港スターアライアンスラウンジを利用 | ラウンジ詳細 料理の種類は少ないですがビールやソフトドリンクが飲み放題。窓の外には飛行機が見えます。カレーが美味しいと有名なラウンジです。 | |
①ベトナム航空/341便 | 中部国際空港(名古屋)/10:00 発 | ホーチミン(ベトナム)/14:05 着 |
ホーチミン空港オーキットラウンジを利用 | ラウンジ詳細 アルコールやソフトドリンクの飲み放題、ビュッフェスタイルの食べ放題等、規模はそこまで大きくないもの一通り揃った良いラウンジです。 | |
②ベトナム航空/920便 | ホーチミン(ベトナム)/15:45 発 | プノンペン(カンボジア)/16:40 着 |
ラウンジなし | プノンペン→シェムリアップの移動は国内線なのでプノンペン空港にプライオリティ・パスで入ることができるラウンジはありません。じっと我慢です。 | |
③カンボジア・アンコール航空/117便 | プノンペン(カンボジア)/18:25 発 | シェムリアップ(カンボジア)/19:20 着 |
シェムリアップ空港プラザプレミアムラウンジを利用 | ラウンジ詳細 ビールとワインは大人1名あたり無料は2杯までと制限があります。食事の種類は少ないですが、天井が高く空間が広く照明にも凝っており、とてもリラックスできます。個人的には大好きなラウンジです。シャワーもあります。 | |
④ベトナム航空/842便 | シェムリアップ(カンボジア)/20:30 発 | ハノイ(ベトナム)/22:15 着 |
ハノイ空港ソンホンビジネスラウンジを利用 ラウンジ詳細 ここは規模が大きく、ビュッフェ形式の食事の種類もかなり充実いています。寿司もありました。シャワーも完備しています。一押しです。 |
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⑤ベトナム航空/346便 | ハノイ(ベトナム)/00:15 発 | 中部国際空港(名古屋)/06:30 着 |
中部国際空港プレミアムラウンジセントレアを利用 | ラウンジ詳細 到着時にも利用ができるカードラウンジです。楽天プレミアムカードで利用。ビールやソフトドリンクが飲み放題。食事はできませんが、おつまみ程度のものは置いてあります。AM7:00から利用可能。 |
いかがでしょうか?往路復路で計4回プライオリティ・パスを使ってラウンジを利用しました。それに加えまして楽天プレミアムカードで1回カードラウンジを利用しております。
プライオリティ・パスのお得な入会方法は?
上記の例では計4回空港ラウンジを利用しましたが、1回32USドル×4回で128USドル(約14,000円)になります。プライオリティ・パスのプレステージ会員の年会費は429USドル(約47,000円)ですので、まったくもとが取れていませんね。しかしです。このプライオリティ・パスを年会費11,000円(税込)で持つ方法があるのです!
その方法というのが「楽天プレミアムカード」を取得し、その後無料でプライオリティ・パスを取得するというものです。楽天プレミアムカードの概要は下記の通りです。
年会費 | 11,000円(税込) |
利用可能額 | 最高300万円 |
ポイント還元率 | 1.0% |
カード付帯保険 (自動付帯) |
【海外旅行傷害保険】最高5,000万円 【国内旅行傷害保険】最高5,000万円 |
海外空港ラウンジ | プライオリティ・パス(プレステージ会員)無料 |
国内空港ラウンジ | 主要国内ラウンジ無料 |
いかがでしょうか?年会費11,000円で年会費429USドル(約47,000円)のプライオリティ・パス(しかもプレステージ会員)になれてしまうのです!
なお、楽天プレミアムカードを取得しただけではプライオリティ・パスは手に入りません。別途、楽天カードのサイトからの申込が必要です。
楽天プレミアムカード |
プライオリティ・パスがあなたにもたらすものは?
冒頭で列記した海外旅行のお悩み・不満を改めて見てみましょう。
これまでのお悩み・不満 | プライオリティ・パス取得後のこれから |
飛行機乗り継ぎの待ち時間が苦痛でしかたがない。 | 飲み放題食べ放題、ゆったり空間でリラックス。乗り継ぎの待ち時間が楽しみに。直行便なんて考えられない。 |
飛行機に酔うので機内での食事が苦手。 | 搭乗前にしっかり食べれば、機内食は食べなくても大丈夫。 |
LCCなので機内食が出ない。 | プライオリティ・パス利用可能ラウンジはLCCでももちろん利用可能です。搭乗前にがっつり食べておきましょう。 |
深夜便で到着してしまい、朝まで移動手段がない。 早朝便で到着してしまい、まだ交通機関が動いていない。 |
24時間のラウンジもあります。空港によっては複数ラウンジがありますので、ラウンジのはしごもありです。 仮眠をしっかりとって、いざ出発! |
帰国日の観光で、体が汗でベタベタ。このまま飛行機に乗りたくない。 | 帰国日にはなるべく搭乗前に汗はかきたくないもの。シャワー完備のラウンジで、スッキリさっぱりして帰りの途につくことができます。 |
乗り継ぎの待ち時間が短く、LCCでない航空会社を利用し、時間を有効活用できる時間帯に発着する飛行機を手配しようと思うと、料金が割高になるケースも多いです。
プライオリティ・パスを利用することにより、時間と心にゆとりができます。苦痛であった待ち時間が楽しみに変わる。その結果旅行の工程にもゆとりが生まれ、無理して高い飛行機を手配する必要もありません。旅行代金の節約にも繋がるのであれば、いいことばかりではありませんか!
なお、プライオリティ・パスが無料で付いてくるクレジットカードは楽天プレミアムカードだけではありません。が、もっともお金をかけずに取得できるのは、おそらく楽天プレミアムカードになると思います。
皆さんも次の旅行は是非プライオリティ・パスの会員になって、ワンランク上の自由を手に入れてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
楽天プレミアムカード |