「海外旅行には少し興味があるけど...なんかちょっと怖い、日本の国内旅行の方が気楽でいい。日本にだって素晴らしい場所はたくさんあるし」
こういう方は結構いらっしゃると思います。理由はそれぞれあると思いますが、「飛行機が苦手」、「英語が話せない」、「食べ物が口に合わない」、「ぼったくられる」、「個人で飛行機やホテルなんて手配できない、かといって拘束されるツアーもいや」といったところが、おそらく代表的な拒絶理由・障壁となっているのではないかと思います。
このような記事を書く人間は「どうせ若い頃、バックパッカーとかで世界を旅していた旅のツワモノか、日本語以外にも外国語が話せる留学経験者だろう」と思われるかもしれません。が、違います。私はバックパック一つで世界を旅した経験も、海外留学の経験もありません。しかし今となっては人生における最大の楽しみは、年に1回の海外旅行であると言い切れます!(年2回行けるようになりたい...)
実はしっかりとした準備と知識があれば海外渡航は怖くなんかありません。しかも時代は令和です。昭和と違って旅行者をサポートするツールはたくさんあります。正しい知識と便利なツール、そして少しの勇気が何ものにも代えがたい充実感を与えてくれることでしょう。
実際に海外旅行に消極的だった友人を、何とか無理やり海外旅行(中国)に連れ出したところ、何と次の年からは一人でトルコやエジプトに行くほど海外旅行にハマってしまいました。
もし、この記事をお読みの方が初めての海外旅行に「行ってみてもいいかなぁ」と思われましたら、ちょっぴり勇気を出して一歩踏み出してみてください。まだ見ぬ世界への大冒険が待ってます!
それでは代表的な障壁を順番に壊して行きたいと思います。
飛行機が苦手
「飛行機が苦手」には大きく分けて2種類の意味があると思います。
①落ちたら死ぬ
②酔うからイヤ
落ちたら死ぬ
細かいことは書きませんが、飛行機事故と自動車事故と落雷、それぞれの死亡する確率は下記の通りです。
事 故 | 死 亡 率 | 備 考 |
飛行機事故 | 11,000,000/1(1100万分の1) | 機体降下や激しい乱気流に遭遇したり滑走路から外れるなどの事態に遭遇したとしても、生存率は95% |
自動車事故 | 5,000/1(5000分の1) | 被害者にも加害者にもなる可能性がある |
落雷事故 | 13,000,000/1(1300万分の1) |
いかがでしょうか?私は専門家ではありませんし、どのような想定から上記の数字をたたき出したのかはっきり言って分かりません。ただ言えることは飛行機は極めて安全だということです。
飛行機にはおそらく何百人という人が乗っていると思いますので、死亡事故の場合は一度にたくさんの人が命を失うことになります。ということは死亡事故自体が起こる確率はずっと低いということになりますよね。
酔うからイヤ
実際問題として、飛行機が落ちるかもしれないということよりも遥かに切実な問題だと思います。
かくいう私も何回飛行機に乗っても、離陸と着陸直後は気持ちが悪くなってしまいます。飛行機に搭乗する前の体調管理や自分に合った酔い止め等を駆使して飛行機酔いに対処するしかありません。
私はこれまで飛行機酔いには‶気合″で乗り切ってきました。が、ちょっとネットで調べてみましたら見つけました!ご存じの方がいらっしゃったら済みません、いやひょっとしたらもう既に一般社会においては常識なのかもしれません。それは「酔い止めバンド」なるものです!詳しいことは例によってよく分かりませんが、「手首にある内関(ないかん)というツボを効率よく指圧して、飛行機酔いを防止する」だそうです。あとその他に「酔い止め眼鏡」なるものもありますが、大人には恥ずかしい代物ですのが、効果はそれなりに期待できるようです。
若干疑わしいものがありますが、こういうものは気の持ちよう的な部分もありますので、この酔い止めバンドと酔い止めメガネ、加えてダメ押しの酔い止め薬で「ひとまず安心・ほぼ完ぺき」としておきます。
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英語が話せない
ほとんどの観光地においては英語で意思の疎通を図ることになると思いますが、今回は通訳が同行するツアーか個人旅行であるか否かにかかわらず、いかにして自身で外国人と意思の疎通を図るかという点から話をさせていただこうと思います。
一般的に言って日本人は控えめで奥ゆかしいところがあります。それは日本人の美徳だと私は考えています。私自身の英語力はというと、簡単な単語とフレーズぐらいは言えるが、聴き取りとなるとまるで自身がありません。でもまあこれまで、香港、アメリカ、韓国、タイ、中国、カンボジア、ベトナムと訪問してきました。このところはずっとカンボジアばかりですが。
外国に行く直前のちょっとの準備で不安はかなり軽減されます。ひと昔前、まだインターネットもスマホなんてなかった時代は「地球の歩き方」は必携のアイテムでした。どこの国の本にも最後の方に『旅の○○語』というコーナーがあり、直前に覚えたり、現地へ行っていつでも確認できるようにメモしたりしていました。
時は流れ...現代はスマートホンさえあれば世界中でネットに繋がり、その場でわからないことは何でも調べることができます。翻訳アプリをインストールしておけば、代わりに正確な発音で話してくれます。私の個人的な意見としては、英語圏以外の国に行く場合は、英語に関しては翻訳アプリ等に任せて、そのかわり現地の言葉をひとつでも多く覚えて、勇気を出して自分の口から発してみてください。「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「美味しいです」だけでも構いません。おそらくとっても喜ばれることでしょう。
ネットやYouTubeには「日本人はとにかく素晴らしい」的な内容の記事や動画で溢れています。我々日本人は外国人から高評価を受けるのに慣れきってしまっているところがありますが、国、特に後進国の中には、自分の国に誇りを持てず、劣等感のようなものを抱いている人もいます。ですから日本人が自分たちの国の言葉を話してくれるというだけで、自分の国に関心を持ってくれているんだと思い喜んでくれる場合が多いです。
いかがでしょうか?言葉の問題に関してまとめますと、スマートホンさえあれば何とでもなる時代になってしまいました。いま一番恐れるべきことはバッテリー切れに他なりません。事前に少し時間をとって、ネットで「最低限必要な英語のフレーズ」といったキーワードで検索するといくらでも記事が出てきます。なんならそれらをそのまま印刷して、行の飛行機の中で暗記すれば十分です。あとは英語圏以外の場合、「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「美味しいです」の現地語を暗記すればばっちりです。
あとは覚えたそれらを思い切って自分の口から発する勇気だけ!相手に通じた時の喜びといったらもうたまりません!
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食べ物が口に合わない
食事は国内海外問わず旅行の醍醐味のひとつですよね。食事の優先順位が第一位である場合は、行きたい国を食事で選ばれるのが良いと思います。私は東南アジアの歴史・文化が大好きなのですが、食事はというと残念ながらあまり得意ではありません。最大の原因はパクチーです!大好きな方もたくさんいらっしゃると思いますので申し訳ございませんが、あれがどうしても苦手なのです。東南アジアでは食べるものすべてに恐る恐る口を付けます。
とは言うものの、どの国でも都市部ではフランス料理やイタリア料理、中華料理に日本料理といった現地以外の料理も食べられますので、余程の田舎に行かない限りは大丈夫だと思います。
まあ美味しいものは国内旅行にまかせて、海外では食事の優先順位をワンランクかツーランク落としてみるのも悪くはないと思います。
ぼったくられる
これも私の個人的な意見ではありますが、まだインターネットがまだ無かった頃は、外国人にとって「日本人=金持ち」という情報がおそらく唯一のものだったのでしょう。私は大学4回生の時初めて香港に旅行に行きました。一人で行ったのですが、香港の当時の空港(啓徳空港:カイタック空港)に到着し、香港の地に降り立った瞬間、猛烈にな後悔の念が襲い掛かってきました。「えらいところに一人で来てしまった!」これから待ち受ける数々の困難(入国審査、タクシー乗車、ホテルのチェックインなどなど)に次々と立ち向かいクリアーしていかなければなりません。
入国審査官はとにかく不愛想で強面。香港映画のシーンのように、呼び止められて別室に連れていかれ、金銭を要求されないか?
入国審査をクリアーすると次は預け荷物の受け取りです。ちゃんと無事にスーツケースが香港に到着しているのか?スーツケースはこじ開けられ、中身を奪われていないか?
次はいよいよ最難関のタクシー乗車です。「地球の歩き方・香港」には確か「悪質なタクシーが多いので、必ず正規のタクシー乗り場から乗車するようにと書かれていました。トランクに荷物を載せると1つにつき何ドルかかるとかも確かあったと思います。詳しくは覚えていませんが、結局タクシーの運転手の言われるがままの料金を払ったと思います。
何とか予約していたホテルに到着してチェックインの手続き。事前にホテル代は日本の旅行代理店を通して支払っているはずなのに、なぜか300ドル程要求されました。納得いかず受付の人とひともめしました。「アイ ハブ オールレディー フィニッシュトゥ」とか「ホワーイ」とか言ったんだと思いますが、まともな英語は話せませんでしたね。もう一人別の従業員がやってきて、「このお金は一時的に預かるもので、部屋のものを飲んだり国際電話をかけたり、ルームサービスを利用したら、預かったお金からその分を差し引いてチェックアウトの時に返す」と言ことをなんとなく理解しました。そう、デポジットってやつです。
私の場合過剰に「ぼったくり」を意識しすぎた、初めての海外旅行でした。インターネットも無かったので、よその国の情報なんて映画などの作られたコンテンツのなかでのみ目にする機会があるという程度の時代でした。外国映画の中での間違った日本文化の描写は、「こんなんありえへんやろ」と突っ込みどころ満載で呆れました。今はYouTubeなどで現地の映像がいくらでも観ることができる時代です。すごい時代になりました。
ありがたいことに先人のおかげで日本人の評判はすこぶる良く、どの国に行っても歓迎されますし、ぼったくりに会うことも相当少なくなっていると思います。とはいってもやはり貧しい国の貧困層の人々は、なまともな教育を受けていませんし、字が読めないので情報を正しく理解することもできません。まともな仕事に就くことができないので、その日の糧にも苦労しています。生きていくためには何でもします。
どうしても危険な国や地域は存在しますので、初めて行く渡航先には治安の良い国+親日国を選ぶのも良いと思います。近場ですと台湾でしょうか。あとはインターネットやYouTubeで「治安の良いお勧めの国」等で検索すれば一杯詳しい情報が出てくると思います。
海外旅行が初めてであれば、まずは治安の良い親日国を選びましょう。
個人で飛行機やホテルなんて手配できない、かといって拘束されるツアーもいや
はじめての海外旅行で個人で飛行機を手配したりホテルを手配するのは、ちょっと難易度が高いですよね。ツアーに申し込んでガチガチのスケジュールを団体行動するのが嫌なのもよく理解できます。
こういう場合にお勧めなのが、終日自由行動つきの海外ツアー商品です。終日自由はすべての日程で終日自由というツアーもありますし、ある1日だけが終日自由行動という場合もあります。中でも下記のポイントを押さえたツアーが初心者の方にはお勧めです。基本日本からの添乗員さんの同行はなし(料金が高くなるため)で、日本から目的地までは途中乗り換えなしの直行便(乗り継ぎは難易度が少し上がるため)です。なお日本からの添乗員さんの同行がない場合は、現地の係員(日本語通訳)が現地での行程を担当します。
①空港に旅行会社の職員が来てチェックインの面倒をみてくれる
②現地の空港に着いたら宿泊ホテルまでの送迎がついている
③旅行の全行程が自由行動でなく観光がある場合、その日は3回の食事つき
④ホテルから空港までの送迎がついている
初めての海外旅行ですと、まず日本の空港からドキドキすると思います。国際線は大きくて広いですし、いくつもチェックインカウンターがあります。保安検査場まで見送ってもらえるととても心強いです。旅行会社の職員が誰も来ないツアーもありますが、何より他の参加者がいる場合、集合場所にいったん集合するので、飛行機搭乗前に面識ができて道中心強いです。職員が空港に来ないで自分でチェックイン手続等を行う場合は、現地の空港について初めて他のツアー参加者と顔を合わせることになります。「この人同じツアーの参加者かな?」と思いながらの道中は、精神衛生上あまりよろしくありません。
あと全日程が終日自由行動となっており、飛行機とホテルがセットになったツアー(ツアーと呼べるのか?)もあります。格安ですが、送迎や食事の有無はしっかりと確認しておきましょう。現地で何をしたらいいのかわからない場合は、日本であらかじめ現地ツアー(現地発着ツアー)を申し込んでおくのも手です。「VELTRA」という予約サイトが有名です。日本語の現地ガイドが付くので料金は少々高めですが、初めての海外旅行には安心だと思います。ポイントサイトを経由して申し込むことで非常にお得に申し込めます。
初めての海外旅行だし多少お金がかかっても仕方ない、「安全を最優先に考えて」という場合は日本から出発して現地で観光し、日本に帰ってくるまでの全行程をお世話してくれる、「添乗員同行ツアー」がいいと思います。私もカンボジアに初めて行ったときは、添乗員同行ツアーでした。最初にこういうツアーを体験して、海外旅行が楽しくてまた行きたいと思えば、必要なものとそうでないものを取捨選択して、自分なりの海外旅行プランを作って行けば良いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後にまとめますと
●飛行機が落ちたら死ぬ:飛行機は極めて安全な乗り物であり。自動車事故と比べても遥かに死亡する確率は低く、事故が発生する確率も圧倒的に低い!
●飛行機は酔うから嫌:酔い止めバンド+酔い止めメガネ+酔い止め薬で対策は完璧!(かも)
●英語が話せない:事前の少しの準備で大丈夫です。現在はスマートホンと翻訳アプリがあるのでどんな時でも対処可能!(ただしバッテリー切れには細心の注意を)
●食べ物が口に合わない:苦手なものを無理に食べる必要はないので、食事を一番に考えている方は食べ物で行先の国を考えましょう。または、美味しい料理は国内旅行でと割り切って、観光メインで行先の国を選ぶのもいいと思います。
●ぼったくられる:昔と比べたらかなりマシだとは思いますが、やはり日本人は今でもターゲットにされることはあると思います。治安の良い親日国を最初の旅行先に選択することをお勧めします!(台湾とか)
海外旅行の魅力はちょっとしたスリルと非日常を味わえ、外国人だけでなく日本人との新たな出会いが待っているということです。今一歩が踏み出せないでいる方々、まずはツアーからでも参加してみてはいかがでしょうか?きっと「あ~もっと早いうちから世界に飛び出せばよかった」と後悔し、これまでの分を取り返してやろうと、すぐに次の旅行先に思いをはせることとなるでしょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!あなたの一歩を踏み出すお手伝いができれば嬉しいです!
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